高校・大学入試の現代文で高得点を取るには、語彙力(言葉の意味の知識量)を高めることが必須です。
このページでは、高校入試用語彙集の中で最もオススメの「国語力を伸ばす語彙1700」(文英堂)の暗記法について書いていきます。
1.語彙力とは
「語彙力」とは、漢字や四字熟語などの「読み書き」能力、漢字・熟語・評論語・慣用句・ことわざなどの「意味」の知識量のことです。
国語の成績が悪い人のほとんどは語彙力も低いものです。語彙力が低ければ、文章の意味が曖昧にしか分かりません。ぜひ語彙集を記憶して、語彙力強化をしましょう。
2.「国語力を伸ばす語彙1700」暗記法
(1)1週間で暗記する量と時間を決めて10周し暗記する
①時間を決める:毎日10分など時間を決めて暗記していきます。
量(10ページとか)より時間で勉強計画を立てるのが正解です。量だと時間が不規則になり(たいてい時間オーバーし)、他の勉強に支障が出るからです。
②量を決める:最初は毎日10分でどのくらい暗記できるか分からないので、仮に週50語句や8ページなど量を決め、暗記してみます。1週間やってみて量は微調整します。1週間で暗記しきれなければ量を減らし、余裕があれば量を増やします。
週50~100語句前後が適量です。ここでは週8ページ(約50語句)を暗記していくと仮定して書いていきます。
(2)初週1セット目の暗記
①音読で暗記:【「語句⇒意味」×5回音読⇒例文を1回音読】
②テスト:語句を見て意味を言えるかのテスト⇒言えたら次へ、言えなかったら【「語句⇒意味」×5回音読】で覚えるまで音読します。
③次へ~50まで:次々暗記し、8ページ目まで行ったらすぐ2周目に入ります。その日の時間まで続けます。
④5周目から覚えた語句は外す:5周目(4日目当たり)から毎日テストをして完全に暗記している語句(意味が即答できる語句)を外していきます。
⑤週10周する:全部暗記するまで、10周前後暗記します。10周で暗記できなかったら、暗記できるまで、11~20周します。
⑥暗記する個数を調整する:「毎日10分×7日」で8ページが厳しかったら、次の週から数を減らし、余裕があれば数を増やします。
(3)次週2セット目以降の暗記:覚え方は全く同じ。
(4)土日を復習日にし、既習部分を復習する
①復習法:【テスト⇒意味を言えなかった語句に印を付け、「語句⇒意味」×5回音読で暗記×1セットの中の印の語句を5周】
②復習日:次のセットへ行っても、前のセットを必ず復習します。土曜・日曜日などを復習日にして、「週2回×20分」など、既習のセットは全部、上記のように復習します。
③復習例:6週間目なら、新規で6セット目を暗記しながら、既習5セット分を次のように暗記します。
【1セット当たり5分で、テストして印を付けた語句を「語句⇒意味」×5回音読×5周で暗記】×週2回×5セット(土日各25分)
(5)長期記憶に入れる:最後まで進めたら、完全に常識になるまで全体を5周程度復習します。
こうして徹底的に2ヶ月以上復習すれば、完全に覚え、長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)に入れられます。
【終わりに】
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
この文章があなたのお役に立てば幸いです。
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