このページでは、(1)現代文の問題文を論理的に読む方法、(2)現代文問題集で「論理的な読み方」を習得する方法、について書いていきます。
【現代文問題集習得法シリーズ】
現代文問題集習得法(4)選択肢問題の「普遍的な解き方」習得法
現代文問題集習得法(5)記述問題共通の「普遍的な解き方」習得法
1.「論理的な読み方」とは
「論理的な読み方」については【現代文問題集習得法(1)国語力を上げる方法】にも書きましたが、分かりやすいように、ここに再録します。
【2つの論理的な読み方】
(1)「適切なキーワードとキーセンテンス(重要部分)」に印を付けられるようにする
普通の高校生は、現代文の文章を読むときに、「ここは重要、ここは重要でない」という区別を付けられません。1行目も10行目も最後の行も等価で、平板にしか読めていません。
しかし、評論文にしても小説にしても、重要な箇所と重要でない箇所があり、その重要箇所が、問題に出たり問題の根拠になったり解答になったりするので、そこに印を付けられていれば、確実に問題が解きやすくなり、偏差値が上がります。
重要箇所に印を付ける方法は、【適切なキーワードとキーセンテンスを見つけられる論理的読解法】に書いています。それを参考にしたり、「キーワードとキーセンテンスに印が付けられた優れた現代文問題集」で練習すると良いでしょう(オススメ問題集は下記)。
(2)文章のパーツ分けができ、論理関係が分かるようにする
評論文の文章は、主に、「テーマ・主張・根拠」の3つのパーツに分かれます。
テーマとは、主題・話題と同義で、「何について書かれているか」ということです。例えば、環境問題、言語論、建築論、などです。
主張とは「テーマについて筆者が一番言いたいこと・意見・結論」です。
そして根拠とは、主張を補強するための「理由、説明、定義、分類、具体例、体験談、科学的データ、引用、比喩」などです。
また、論理関係には「対比、譲歩(予想される反論とそれへの反駁)、因果関係」などがあります。
評論文を読んで、「ここはテーマ・主張・具体例が書かれている」「ここは対比・譲歩が使われており、重点はここだ」と指摘できれば、論理的に読めていると言えますし、これができれば成績が上がります。
【論理的な読み方を教わり、模試の偏差値が40から60に上がりました】
Mさん(高校3年生、東京都)
創賢塾に入塾するまでは、現代文は才能とセンスの問題だと思っていました。自分では全くセンスがなく(模試の偏差値40!)、どのように手をつけてよいかわかりませんでした。
英語と日本史についてはそれなりに手ごたえを感じてきていましたが、現代文については成績の伸びを実感することがなかなかできませんでした。
今年の春休みから創賢塾の先生にご指導をいただき「出口の実況中継シリーズ」の3冊目を終えるところまで来ました。毎回、1題をスカイプ授業で指導していただいています。
現代文はセンスの問題ではない、著者の主張をいかに読み解くか、そこには論理があるので、その論理を読み取るようにといつも教えていただいております。
又、学校の先生にも現代文の要約を添削してもらうにしてきました(これも先生の指導)。最近になって学校の先生から要約がうまくなってきたと言われました。要約の内容からしっかり勉強していることが伝わってくるとも言われました。
やっとですがすこしづつ論理的に読むことができる様になってきました。
それに伴って、模試の偏差値(河合塾全統)も、教わる前の2年生の時は40前後をうろうろしていましたが、最近は60まで伸ばすことができました。ありがとうございます。
【国語で初めて80点以上取ることができました】
Aさん(高校1年生、東京都)
今まで国語はどうやって勉強したらいいかよく分からず、勉強も後回しになりがちで、実際、テストでもなかなか80点以上とることができずにいました。
今回、創賢塾で文章のキーワード・キーセンテンスを見つけ読んでいく方法、古文単語の暗記方法などを教わり、春休みの間、毎日続けたところ、春休み明けのテストの国語(現代文+古典)で、初めて80点以上(81点、平均74点、 順位25位/324人)を取ることができました。
英語の瞬間英作文(英文法例文暗記法)やクイック・レスポンス方法(英単語暗記法)での英単語の暗記も毎日続けており、毎週ある小テストでは常に満点を取ることができています。今後は中間テストに向けて更に続けていこうと思います。
創賢塾のホームページに書かれた勉強法をいち早く習得したい高校生のために【5教科の受験勉強法を習得する3ヶ月自宅集中セミナー】【長期勉強法コース】を開講しています。【高校生用:講座・セミナー一覧】はこちら。関心ある方はご参照ください。
2.現代文問題集で「論理的な読み方」を習得する方法
現代文問題集で「論理的な読み方」を習得する方法
(1)創賢塾の「論理的な読み方」を暗記する
①「キーワードとキーセンテンスの探し方」を理解し暗記する
創賢塾が実践の中で作り上げた「キーワードとキーセンテンスの探し方」(様々な書籍に書かれた「キーワードとキーセンテンスの探し方」も検証済み)を【適切なキーワードとキーセンテンスを見つけられる論理的読解法】に書いています。これを理解し暗記して、使って下さい。
自分でゼロから「探し方」を作ることはあなたには難しいでしょう。よって、先人の知恵を利用しましょう。
②「文章のパーツ分け」と「論理関係」を理解し暗記する
上記の「文章のパーツ分け」と「論理関係」を理解し暗記して、実際に問題を解くときに使っていくと、徐々に論理的に読めるようになります。暗記は以下のようにルーズリーフにまとめ、覚えていきます。
【評論文の3つのパーツ|テーマ・主張・根拠】
【根拠の9種類|理由、説明、定義、分類、具体例、体験談、科学的データ、引用、比喩】
【3つの論理関係|対比、譲歩(予想される反論とそれへの反駁)、因果関係】
(2)現代文の長文問題を解くときに【論理的な読み方】を使う
【論理的な読み方】は使うことで上達していきます。学校の現代文教科書・現代文問題集・学校のテスト・模試などで、現代文の長文問題や要約問題を解くときに、実際に使います。
(3)現代文問題集の解説で確認し、その問題集の論理的読解法をまとめる
「現代文と格闘する」(河合塾)や「論理でわかる現代文」(出口汪著、水王舎)のような「論理的な読み方」が詳しく書かれた問題集では、自分の読み方と問題集のそれを比較します。
そして、その問題集の「論理的な読み方」にマーカーを引き、ルーズリーフにまとめ、自分の論理的読解法を完成させていきます。
(4)復習時に「論理的な読み方」を使う
2週間以上経って、解説の内容をある程度忘れた頃に復習します(解き直します)。
復習で解く時に、「論理的な読み方」を思い出しながら読み、解説で確認し、「論理的な読み方」を覚えます。
そしてまた2週間後くらいに復習します。復習は全部で5回前後、その問題で「論理的な読み方」ができるまで行います。
【偏差値35から中央大学合格】
Tさん(25歳、社会人、入塾時偏差値35、千葉県、中央大学国際情報学部[偏差値61]合格)
1月までお世話になっておりましたTです。無事、第一志望の東京経済大学(河合塾偏差値53)に合格できました。直前に「DUO3.0」が終わって、何とかなりました。
標準レベルの大学とはいえ、高卒時には大学受験をせず、去年まで7年以上のブランクがあって、偏差値35だった私からすれば上出来と言えます。
1年前のままでは、英語も国語も、実力も解く速度も足りず、どうにもならなかったと思います。教えていただいた英語の暗記法(クイック・レスポンス法、瞬間英作文)・習得法(英語長文音読法、英文解釈書の習得法)・復習法、現代文の習得法(キーワードとキーセンテンスの付け方、選択肢問題の解き方、10分音読)のおかげで時間に余裕をもって解くことが出来るようになりました。
今後も資格などの勉強に活かしていきたいと思います。1年間どうもありがとうございました。
P.S.中央大学にも合格しました。
実は、万が一急に英語が伸びた時のために、現代文と英語の2科目で受けることのできる、中央大学国際経営学部(偏差値60)と国際情報学部(偏差値61)を受験していたのですが、昨日今日とメールが届いてきて、どちらも追加合格したことが分かりました。
すっかり東京経済大学に通う気でいたので自分でも驚いていますが、本当に嬉しいです。諦めずに万が一に懸けて良かったです。 終わってみれば、滑り止めに受けた拓殖大学、本命の東京経済大学、挑戦した中央大学、全てに合格し、大満足の結果でした。
大学は中央大学国際情報学部にしようと思います。法律とITを両方学べるようで、どちらにも興味があった私には理想の学部です。
大袈裟な言い方かもしれませんが、人生がかなり変わったと思います。家族もとても喜んでくれました。本当に先生のおかげです。気を抜かずに勉強と、しっかり通うための体力作りを頑張りたいと思います。
最後に、追加合格ということで参考になるか分かりませんが、やった教材を書きます。
□英語:「百式英単語」太字は完璧、「入門英文解釈の技術70」口頭和訳、リスニング、シャドーイングを全てスラスラ、「Evergreen総合英語」の傍用例文集の例文475を瞬間英作文スラスラ、「DUO3.0」例文に含まれる単熟語をクイックレスポンス法で9割暗記、その後例文を口頭和訳(スラスラ度70%くらい)。文法問題集や、長文はやれませんでした。
□現代文:授業で「読みテクトレーニング」20までと、「出口実況中継1~3」、「出口実況中継センター」3問目まで。スタディサプリの高3スタンダードを24題のうち20まで。どれも復習はしていませんでしたが、問題の音読はそれぞれ3~5回くらいやっていました。体感的には、それだけでも読むスピードがけっこう上がりました。「生きる漢字・語彙力」の最初の200、「生きる現代文読解語」の中の基本重要語200、赤本を一年分。
3.終わりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
創賢塾の「現代文の論理的な読み方と普遍的な解き方」を理解し暗記し使っていけば、必ず成績は上がるはずです。
皆さんの中には、創賢塾の「現代文の論理的な読み方と普遍的な解き方」を読んだだけでは使い方が分からない、自分だけでは論理的に読み、普遍的な解き方を駆使できるようになれるか自信が無い方もいらっしゃると思います。
そういう方は、創賢塾にコンタクトを取ってみて下さい。定期的にスカイプ個別授業を受ければ、半年~1年で創賢塾の勉強法・テクニックを習得でき、現代文の成績もどんどん上がっていきます。
この文章があなたの現代文の成績アップにつながれば幸いです。
創賢塾のホームページに書かれた勉強法をいち早く習得したい高校生のために【5教科の受験勉強法を習得する3ヶ月自宅集中セミナー】【長期勉強法コース】を開講しています。【高校生用:講座・セミナー一覧】はこちら。関心ある方はご参照ください。
【現代文の解き方が分かってきました】
Tさん(高校3年生、神奈川県、法政大学キャリアデザイン学部[偏差値60]合格)
現代文を習い始めてから、今まで全く理解することができなかった長文問題の解き方が分かってきて、とても嬉しいです。
学校で現代文の問題を解く際も、教わった通り、キーワード、キーセンテンスに印を付けて解くことによって、文章全体が理解しやすくなり、以前より解きやすくなりました。正答率も50%前後から75%くらいに上がっています。これからも頑張っていきたいです。今後ともよろしくお願い致します。
【定期テストの成績が上がっています】
Uさん(高校2年生、東京都)
これまでは勉強をしなきゃと思っても何からやっていけばいいかわからず、もやもやしていたところ、母親に勧められ、創賢塾に入塾しました。
英単語の覚え方(クイック・レスポンス法)、英文の読み方(音読法、スラッシュ・リーディング、英文解釈)、現代文の問題の読み方(キーワードとキーセンテンスの付け方)・解き方(選択肢問題の解き方、記述問題の書き方)、古文の品詞分解・訳の暗記法、世界史の暗記の仕方等について教えていただきました。
その際、自分に合う参考書を先生に選んでいただいたため、取り組みやすかったです。暗記についても、読む回数や、やり直しをするスパン等も細かく教えてくださったので、やり方で悩むことが一切なくなり、勉強に集中出来ました。
成績も伸び悩んでいましたが、先生の授業を受け、何をどのようにやればいいのかはっきりと見えてきました。それによって、定期テストの点数が良くなりました。特に、英語は、英表・コミュ英共に90点前後まで上がりました。結果がきちんと出たので、自分に自信がつきました。
■1年1学期期末テスト:コミュ英語75(平均65)、表現68(63)、現代文63(61)、古典67(65)、世界史83(68)(以上、入試科目のみ、教わる直前)
■2年2学期期末テスト:コミュ英91(平均73)、英表88(83)、現代文77(65)、古典55(58)、世界史79(58)
■2年3学期期末テスト:コミュ英89(平均68)、表現94(73)、現代文68(40)、古典86(65)、世界史85(56)
【現代文の文章の読み方が少しずつ分かってきました】
Kさん(高校2年生、広島県)
国語の文章の読み取り方についてです。
評論文などを読む時に、今までは漠然と文章に目を通して感覚で解いていましたが、創賢塾でキーワード・キーセンテンスの探し方や設問の解き方などを実際に解きながら教えていただいたので、文章の読み取り方が少しずつ分かってきました。
これから演習を重ねて読解力を上げていきたいです。