このページでは英語長文の「読み方・解き方」専用問題集の中でオススメの「佐藤ヒロシの 英語長文[マーク式]が面白いほどとけるスペシャルレクチャー」(中経出版)の習得法と、長期記憶に入れる復習法を書いていきます。
1.「佐藤ヒロシの 英語長文[マーク式]が面白いほどとけるスペシャルレクチャー」とは
1.1.「スペシャルレクチャー」が必要な理由
「佐藤ヒロシの 英語長文[マーク式]が面白いほどとけるスペシャルレクチャー」(以下、「スペシャルレクチャー」)とは、英語長文の「読み方・解き方」専用の問題集です。
大学入試や模試のような「問題付きの英語長文」には、「正しい読み方・解き方(短時間で正解を導ける適切な読み方・解き方)」がありますが、高校生でこれを知っている人はほとんどいません。皆、自己流で解いています。
しかし、「正しい読み方・解き方」を知っていれば英語長文の読む時間・解く時間が短くなり、正解率が上がり、その結果、英語偏差値が上がり、合格可能性が高まります。
よって、「スペシャルレクチャー」のような優れた「読み方・解き方」専用の問題集を習得することが大事なのです。
1.2.「スペシャルレクチャー」の対象受験生
「スペシャルレクチャー(マーク式)」をするべきなのは、共通テストを受ける国公立・私立志望生、志望校でマーク式問題が出る高校生、つまり、ほぼ全ての大学受験生になります。
「スペシャルレクチャー(マーク式)」は、英文解釈書2~3冊を習得した後、英語長文問題集の最初にするべき重要な問題集になります。
2.「スペシャルレクチャー」の習得法
2.1.習得目標
(1)英語長文の「正しい読み方・解き方」を習得する
(2)収録の英語長文を習得する
2.2.全体の進め方
【全体1周目(各章3周ずつ)】⇒【全体2周目(各章2周ずつ)】⇒【全体3周目(各章2周ずつ)】⇒【全体4周目(各章を1周)】⇒【全体5周目(各章1周ずつ)】⇒【全体6周目(各章1周ずつ)】⇒……⇒【過去問や模試で自在に使える状態になるまで全体を5~10周】
「スペシャルレクチャー」全13章のうち、1章ずつ3周しながら進めるのがオススメです。3周である程度内容が習得できます。
そして、全体を1周終わっても、そこで終わりにせず、5~10周し、内容を長期記憶に入れ、実際の過去問、模試などでそれを自由自在に使えるようにします。
例えば、毎日30分「スペシャルレクチャー」に使えるとして、1週間で0~1章3周ずつ、2週間目に2~3章3周のように進め、6週間で全体1周を終え、すぐ2周目に入り、「週4章分×2周」で3週間で終えるなど、2~3ヶ月で習得します。
300ページを超える問題集の全体を1周して2周目に入る、というやり方だと、量が多すぎて覚えきれないので、1章ずつ習得していきます。
2.3.問題をコピーする
2回以上解く必要があり、英文や問題部分にメモなどを書きますから、問題はコピーして解きます。
2.4.「スペシャルレクチャー」の習得法
【「スペシャルレクチャー」の習得法&長期記憶に入れる復習法】
【全体1周目(各章3周ずつ)】⇒【全体2周目(各章2周ずつ)】⇒【全体3周目(各章2周ずつ)】⇒【全体4周目(各章を1周)】⇒【全体5周目(各章1周ずつ)】⇒【全体6周目(各章1周ずつ)】⇒……⇒【過去問や模試で自在に使える状態になるまで全体を5~10周】
(1)0章(ROUND0)×3周である程度習得する
0章には論理的な読み方と解き方が説明されていて、それを先ず理解し暗記する必要があります。
①1周目:解説を読み、例題を解く:重要で知らなかった箇所にマーカーを引きながら解説を読み、頭に入れ、例題を解きます。できなかった問題に印を付けます。
②2周目:マーカーを引いた箇所を中心に読み(知っている箇所を読むのは時間のムダ)、暗記事項をルーズリーフにまとめていきます。例題は全部解きます。
③2周目に暗記事項の暗記:3周目に入る前に、暗記事項を全部暗記します。暗記方法は以下の通り。
【右側を音読して1ページを3周暗記し、次に、右側を紙で隠して言っていき、言えなかった箇所に印を付け、音読で暗記し、1ページ目を終わらせ、印を付けた箇所を3周ほど暗記していったん完全に暗記する。それを0章のまとめの全部に行い、いったん全部即答できるようにする。以後も、「週2回×10分」など復習して即答状態を維持する。】
④3周目:マーカーを引いた箇所を中心に読んで理解し、1回目に間違えた例題を解きます。
(2)「1~12章」×3周
①1章を解く:英文を読み、分からない英単語熟語は推測し、意味が取れない箇所はSVOCMを振って理解に努め、キーワードとキーセンテンスに印を付け、段落要約を日本語で書き、制限時間で問題を解きます。5~10分くらい延長しても構いませんが。
②解答解説:解き終わったら解答解説を読み、覚えておくべき箇所や「読み方と解き方」をしっかり理解し、マーカーを引き、覚えます。そして日本語訳を読み、正しく理解できなかった英単語熟語・文法などの英文に印を付け、暗記事項をルーズリーフにまとめ、暗記します。
③1章2周目:翌日などに同じ問題を再度解きます。その際、解説に書いてあった「読み方と解き方」を思い出しながら使います。こうやって学んだ「読み方と解き方」を実地で使えるように訓練します。
④2周目に「読み方と解き方」の暗記事項をまとめ、暗記する:解答解説のマーカーを引いた箇所を中心に読み(知っている箇所を読む必要はない)、「読み方と解き方」の暗記事項をルーズリーフにまとめ、暗記したら3周目に入ります。
⑤1章3周目:解説の「読み方と解き方」を使いながら解き直して、解答解説で確認し、理解し使えなかった「読み方と解き方」を暗記します。
⑥1冊を1周する:1~12章を各3周しつつ最後まで進めます。
(3)「0~12章」の全体をトータル5~10周
【全体2周目(各章2周ずつ)】⇒【全体3周目(各章2周ずつ)】⇒【全体4周目(各章を1周)】⇒【全体5周目(各章1周ずつ)】⇒【全体6周目(各章1周ずつ)】⇒……⇒【過去問や模試で自在に使える状態になるまで全体を5~10周】のように進めます。
(4)英文を習得する:「読み方と解き方」を習得するのと平行して、英文自体を音読で習得していきます。習得法は以下の通り。
【英文を1日「3回口頭和訳+5回音読」×7日】
2.5.暗記事項をまとめ、暗記する
各章に書かれている暗記事項を、全体1周目の2周目にルーズリーフに一問一答式でまとめ、暗記してから3周目に入ります。そうすれば3周目はグッと楽になります。
例えば、「全体1周目:0章1周⇒2周目を進めながらまとめる⇒暗記する⇒3周目」。
暗記事項とは、自分が知らなくて使えそうな箇所、強調されている箇所などです。例えば、9ページの「4大論理」。以下のように一問一答式でルーズリーフにまとめます。
【4つの論理とは|①「抽象⇒具体」、②原因・理由⇒結果(因果関係)、③言い換え・追加、④対立】
こうすれば簡単に暗記できます。
創賢塾のホームページに書かれた勉強法をいち早く習得したい高校生のために【英語長文を得意にする数々の勉強法を習得する3ヶ月自宅集中セミナー】【長期勉強法コース】を開講しています。【高校生用:講座・セミナー一覧】はこちら。関心ある方はご参照ください。
2.6.問題のある英文の読み方
(1)英単語熟語の意味の推測:本文を読むときは、英単語熟語は前後関係から意味を推測します(1つ当たり3~10秒)。
これはもの凄く重要です。なぜなら、入試では必ず意味の知らない英単語熟語が出るからです。意味を推測することを前提にして問題に出す大学さえ多くあります。
英単語熟語の意味推測能力は、普段から推測していれば上がりますから、教科書・長文問題集・過去問など、初見の英文を読むときはいつでも10秒前後推測します。
(2)重要部分ではSVOCMを振る:問題に関わる重要部分で意味が分からないときはSVOCMを振って英文構造を分析し、理解しようとします(数分程度)。
問題を解くのが目的なので、問題に関わらないと思われる部分に英語長文教科書や英文解釈書ほど時間を使いません。
(3)キーワードとキーセンテンスに印を付ける:キーワードは丸で囲み、キーセンテンスは< >で囲みます。
キーワードは「話題・2回以上出てくる言葉・人名・固有名詞・数字・年代」など(設問に関わりそうな英単語・フレーズ)。
キーセンテンスは「段落の最初や最後、全文の最後、まとめや結論を示す接続語(ディスコースマーカー)の後、強調表現(as a matter of fact 実は、等)の後、意見や主張の目印となる書き方(in my opinion 私の意見では、等)、問題提起の答え」など。
ディスコースマーカー・キーワード・キーセンテンスについて詳しくはこちら。
(4)段落メモ:読むとき、段落ごとに要約を日本語で短くメモします。
例えば「エリクソンのアイデンティティの話」「ドイツの難民問題」など。
これは重要です。現代文ではメモを取らなくてもざっと見れば意味はだいたい分かりますが、英語はざっと読み返してもどこに何が書いてあったか分からないし、思い出せません。そうすると問題を解くときに時間もかかりますし、解きにくい。
一方、日本語でメモを取っておくと、流れやどこに何が書いてあったかが分かり、その結果、答えや根拠の場所を探すのも早くでき、問題にも答えやすくなります。
2.7.読みながら問題を解く
問題にもよりますが、多くの問題は、全文を読まなくても、途中まで読んだら答えられるようにできています。しかも、本文の順番に答えられる(第1段落を読んだら第1問が、第2段落を読んだら第2問が答えられるなど)ことも多い。
よって、空欄や下線があるごとに、あるいは段落を読み終わるごとに問題を見て、答えられる問題にどんどん答えていきます。現代文もそうですが、全文を読んでから問題に答えようと思っても、ほとんど忘れているので再度読む必要があり、時間が足りなくなります。
2.8.英文を音読で習得する
「読み方と解き方」を習得するのと平行して、英文自体を音読で習得していきます。習得法は以下の通り。
【習得:英文を1日「3回口頭和訳+5回音読」×7日】⇒【復習:「15分(1回口頭和訳+5回音読)」×週2回=週30分×2ヶ月以上】
例えば「スペシャルレクチャー」の英文を週1文章ずつ習得した場合、10週間目は以下のように勉強します。
【第10文章の「3回口頭和訳+5回音読」毎日20分×7日(140分)】+【第1~9文章の復習×15分×週2回(270分)】=週410分(約7時間)
同じ英文を何週間も復習するので、復習時間は実際には270分(4.5時間)もかからず、2~3時間で済みます。
音読の詳しい方法については【過去問のすべて(3)英語長文習得法】に書いています。
【終わりに】
英語長文を自己流で解いても限界があります。3年になったら「佐藤ヒロシの 英語長文[マーク式]が面白いほどとけるスペシャルレクチャー」のような「読み方・解き方」専用問題集を1冊習得しましょう。
このページが皆さんのお役に立てれば幸いです。
創賢塾のホームページに書かれた勉強法をいち早く習得したい高校生のために【英語長文を得意にする数々の勉強法を習得する3ヶ月自宅集中セミナー】【長期勉強法コース】を開講しています。【高校生用:講座・セミナー一覧】はこちら。関心ある方はご参照ください。