英語の論理的文章(評論文)を読むとき、ディスコースマーカー(談話標識・標識語)と呼ばれる接続語を目印に読むと、論理の流れが把握しやすく、読むのが速くなり、問題を解きやすくなり、結果、点数・英語偏差値が上がります。
このページではディスコースマーカーのまとめ・役立つ問題集を書いていきます。
1.ディスコースマーカーは覚える
ディスコースマーカーは重要な部分(キーセンテンス)を示す言葉なので、覚える必要があります。
覚えて、英語長文を読むときに見つけたら、その前後を注意深く読むようにします。
2.暗記すべきディスコースマーカーのリスト
【キーセンテンスを示すディスコースマーカー】
(1)主張:I think, I feel , I suppose (私は~と思う), I found that~(私は気づいた)、in my view, in my opinion (私の意見では)、The truth is that~(真実は)、The point is that~(重要なのは)、The fact is that~(事実は)、we should, ought to(すべきだ)/must, have to(しなければならない)。
(2)結論:in conclusion(結論として)、as a result, consequently(結果として)、therefore, then, so, thus, hence, accordingly(したがって)、so that(その結果)、this is how(このようなわけで)、This is why(だから)、in the long run, after all, in the end (結局)、in any case (いずれにせよ)、 anyway(ともあれ)。
(3)まとめ・要約:in short, in brief, in sum (要するに)、to put it briefly (簡単に言えば)、to sum up(まとめると)。
(4)逆接:逆接のディスコースマーカーの前より後の方が重要です。
but,however, yet (しかし)、although, though, even though, while ~, even if ~(~だが)、not A but B , not A instead B(AではなくB)、in spite of A (Aにもかかわらず)、nonetheless, nevertheless, even so, Still, all the same(それにもかかわらず)、otherwise(さもなければ), on the contrary(それどころか)。
(5)譲歩:of course ~ , but (もちろん~だが)、it is true(certain) ~ , but(however/yet/nonetheless/nevertheless) (確かに~だが)。
(6)対比:AでなくB、AというよりむしろB、とあったらBの内容の方が重要です。
while, meanwhile, whereas, on the other hand(一方)、not A but B(AでなくB)、not only A but also B, B as well as A(AだけでなくBも)、B rather than A(AというよりむしろB)、in contrast(対照的に)、instead(その代わりに)。
(7)強調表現:actually , as a matter of fact (実際には) , indeed(実際)、in fact(実は), clearly(明らかに), especially(特に), it is important(重要だ)/necessary(必要だ)/natural(当然だ)/essential(本質的だ) that S V。
3.オススメ問題集
ディスコースマーカーについては以下の書籍が役立ちます。
「ディスコースマーカー英文読解」(Z会)
「英語長文読解の王道 パラグラフリーディングのストラテジー」(河合出版)
「横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本」(中経出版)
「ディスコースマーカー英文読解」の習得法についてはこちらに書いています。
4.現代文のディスコースマーカー
ディスコースマーカーは実は現代文にもあります。以下のような接続語の後にはキーセンテンスがあることが多いのです。
【しかし・だが(逆接)、つまり・要するに・すなわち、したがって・ゆえに・それゆえ・だから、このように・こうして・結局、いずれにしても(結論を導く)など】
これは英語のディスコースマーカーにもあるものです。要は論理的文章の書き方が英語と日本語で同じなので、英語でも現代文でもディスコースマーカーは共通しているのです。
これを覚えて、現代文を読むときにキーワードとキーセンテンスを付けると、重要な部分と重要でない部分の区別がつき、重要な部分が問題に出るので、問題も解きやすくなり、現代文の成績が上がります。
5.最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ディスコースマーカーを覚え、英語と現代文の成績を上げてください。
この文章が皆さんの成績アップにつながれば幸いです。
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