このページでは定期テストの古文で満点を目指す勉強法について書いていきます。
高校生が古文で9割以上とるのは十分可能です。テスト範囲の古文を「スラスラ現代語訳+品詞分解」できるようにし、重要語句や知識を覚え、別途、既習範囲の古典文法(助動詞や敬語など)を全部暗記し、問題を解けばOKです。
1.古文満点戦略
【定期テストの古文で高得点を取るための6項目】
(1)古文の現代語訳の暗記:【点やマルなどの意味の区切りで、「古文⇒現代語訳」×3回音読×半ページ×1日3周×7日】
訳せなければ問題が解けるはずがないので、まずは訳せるようにします。
詳しい暗記法は【勉強法(4)初見の古文をスラスラ訳せるようにする勉強法】参照。
(2)品詞分解:多くの学校では品詞分解をやらせ、テストにも出ます。また、品詞分解ができなければ正確に訳せないので、品詞分解はテストにも入試にも必須です。
※品詞分解:各単語の品詞・意味・活用・活用形・接続などを言えるようにすること。
品詞分解の詳しいやり方は【古文・品詞分解を12時間で習得する方法】参照。
(3)古文単語の暗記
テスト範囲の古文の、意味の分からなかった古文単語は自作単語帳にまとめ、暗記します。古文単語集がテストに出る場合はそれも、きちんと暗記します。
(4)文法の暗記:テストで高得点をあげるためには、テスト範囲の文章を「現代語訳+品詞分解できる」だけでは不十分で、既習範囲の古典文法(特に、助動詞・敬語・動詞・形容詞・形容動詞)をきちんと暗記しておく必要があります。
古典文法を暗記する際には、「ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル」(河合塾)のような、受験に必要十分の知識が簡潔に書かれた薄い問題集を習得します。
古典文法の暗記法は【勉強法(2)古典文法最短暗記法】参照。
(5)問題演習:テスト範囲の問題集・問題プリントがある場合は5回ほど解いて習得します。
(6)テストの間違いの原因を特定し対策する:テストが返却されたら、「テストの間違いの原因を探し、対策を考え、ルーズリーフにまとめる」という作業をします。
ただやみくもに勉強するより、自分の間違いの傾向に合わせた勉強をする方が、点数は上がりやすいからです。
2.品詞分解をマスターすべき理由
高校の古文の授業では、たいてい、品詞分解をしますが、多くの高校生は品詞分解を軽視し、完璧にできるようにしている人はマレです。
しかし、だから、古文が苦手だし、古文を曖昧にしか理解できないのです。
例えば、文中にある「なり」が、形容動詞の一部なのか動詞なのか、それとも断定の助動詞「なり」の終止形なのかが判別できなくて、どうして文の意味が正確に分かるでしょう。
品詞分解は、定期テストで高得点を取るためだけでなく、入試で合格点を取るためにも必須なので、確実に習得していきます。
【苦手の古典が8点⇒68点に上がりました】
Yさん(高校2年生、京都府)
息子は、中学生の時は比較的勉強が良くでき、希望した中高一貫校の高校(偏差値70)に進学したのですが、授業のスピードがかなり速く、どんどん落ちこぼれていきました。現在高2ですが、何をどのように勉強したらいいかわからない様子で、途方に暮れている姿を見兼ねて、先生のサポートをいただきたく、入塾しました。
創賢塾でお世話になり、数ヶ月経ちました。息子は以前とは違い、集中して勉強に取り組むようになりました。 前回の定期考査(2年2学期中間試験)では、
コミュ英語:15点⇒43点
論理表現:16点⇒49点
化学:43点⇒56点
など、多くの科目で点数が上がり、特に前回8点だった古典で68点を取ることができ、本人も驚いた様子でした。
以前は成績が低迷してやる気を失っていたのですが、今は「やればやるだけ成績が上がることが分かり、やる気がでるようになった」と話しております。 計画通りに勉強が進まず、イライラすることも多いようですが、真剣に勉強に取り組み出した証だと思い、様子を見ているところです。
3.テストの間違いの原因探しと対策
3.1.テストの間違いの原因を特定し、対策する
創賢塾では、テスト後すぐに、英数と点数が悪かった科目について、「テストの間違いの原因を特定し、対策を考え、ルーズリーフにまとめる」という作業をしてもらいます。
ただやみくもに勉強するより、自分の弱点を把握し補う勉強をした方が、点数は上がりやすいからです。
例えば古文で、「訳せず失点したー15点」の場合と、「品詞分解できず失点した-15点」の場合では、当然、次回のテスト勉強の重点を変えるべきです。しかし、自分の間違いの原因を特定しなかったら、同じ勉強をし、同じ間違いを犯す可能性が高くなるでしょう。
テストの間違いの原因探しの重要性は誰でも分かると思いますが、しかし、実際にやっている人はほとんどいません。面倒だからです(^.^; 。よって、これをやれば成績は上がります。
3.2.具体的やり方
テストの間違いの原因探しと対策は、具体的には以下のようにします。
【テストの間違いの原因探しと対策】
(1)原因を書く:テストの問題用紙の間違えた問題に印を付けます。そして、テスト用紙の右端に、間違えた問題の原因をできるだけ詳しく書きます。
単語の意味を忘れた、文法・品詞分解(助動詞の活用・意味、敬語など)、内容の理解不足、主語の確定ができなかった、指示語、初見の古文なら単語なのか文法なのか、設問が難しかったのかを書きます。
(2)原因のまとめと対策をルーズリーフに書く:以上の分析のまとめと、そこから分かる対策を以下のように書きます。
【2年1学期期末テスト・古文65点(平均75点)|原因⇒単語の意味-5点、助動詞の意味・活用ー10点、敬語-10点、内容理解-10点。
対策⇒単語・文法(助動詞・敬語)を暗記、品詞分解+訳の暗記を完全にする。】
(3)毎回書く:以上を毎回のテスト・模試でやっていくと、テストの前にルーズリーフのまとめを見たら、自分に何が足りないか、どういう勉強をしたら成績が上がるかが、分かるようになります。
4.終わりに
定期テストの古文は分量も少なく、点を非常に取りやすい科目です。
あなたの健闘を祈ります。
創賢塾のホームページに書かれた勉強法をいち早く習得したい高校生のために【5教科のテスト勉強法を習得する3ヶ月自宅集中セミナー】【長期勉強法コース】を開講しています。【高校生用:講座・セミナー一覧】はこちら。関心ある方はご参照ください。
【古文の品詞分解と訳の暗記で成績アップ】
Tさん(高校2年生、神奈川県)
古典の品詞分解と訳の暗記の方法を教えてもらいました。たった1ページの文章を 10日間続けただけですが、それだけでも、学校の古典の授業で先生の質問にドンドン答えることができて、自分でも驚きました。そしてそれをテストまで続けたら、テストで古文が8割を超えました(前回は5割以下)。
それがとても嬉しかったので、 テスト後も、入試のために次の新しい文章に挑戦しています。継続してどれだけできるようになるか楽しみです。
【創賢塾の勉強法が役立っています】
Fさん(高校1年生、千葉県)
期末テストの結果が返ってきました。
先生に教えていただいた通りに勉強した科目に関しては、90点以上またはトップ3に入ることが出来ました。
点数は、コミュニケーション英語97点(同75点)、論理表現91点(同76点:学年2位)、数学A97点(同65点:学年1位)、現代文84点(平均69点:学年2位)、古文92点(同78点)、世界史91点(同86点)、日本史97点(同87点:学年3位)でした。
しかし、少しサボった科目-数学1:86点(平均72点)、生物基礎83点(平均77点)、化学基礎87点(平均72点)-に関しては満足いかない点数でした。総合では学年4位でした。
反省点がたくさんあるので、夏休みも、教えていただいた、英語の瞬間英作文、音読法、数学の口頭再現法、古文単語の暗記法、訳の暗記、品詞分解などをしっかり続けていきます。
英単語の暗記(クイック・レスポンス法)は、出来るだけ毎日2時間やっているのですが、とても効果があり、実際に実践できた日はその日の英単語はほとんど覚えることが出来ています。これからも続けていきたいです。
【実力テストで成績が上がりました】
Tさん(高校3年生、神奈川県、法政大学キャリアデザイン学部[偏差値60]合格)
創賢塾にお世話になるまで、娘は、ほとんど受験勉強をしてきておりませんでしたが、ご指導していただき、勉強時間も増え、何をすればいいか分かるようになってきたようです。
成績のほうは、(偏差値67の)学内の実力テストで、入試科目の英数国は、全科目、順位が100位以上、上がりました。以前は学内370位(約400人中)ぐらいでした。
英語筆記:得点58/100、偏差値48、学内263位/400人
リスニング:得点30/50、偏差値44、学内270位/400人
国語:得点54/100、偏差値45、学内221位/300人
数学:得点53/100、偏差値56、学内57位/260人
積極的に勉強をするタイプではない為いまだにのんびりしています。本人のやる気次第だとは思いますが、これからもご指導よろしくお願い致します。