このページでは、abceedという英語学習アプリを使って、「実践IELTS英単語3500」(旺文社:英語圏の大学留学・移住希望者用の英語検定試験である「IELTS」用英単語帳)を暗記する際の、設定・操作・暗記法を書いていきます。
アプリも進化していて、今や紙の書籍で暗記するより遙かに効率的に暗記することができます。下記を読み、abceedを英単語暗記の選択肢に入れるのもオススメです。
1.abceed
1.1.abceedとは
abceedは、iPhone(iOS)、Androidの両方で使える英語学習アプリです。
abceed自体は無料でインストールでき、「実践IELTS英単語3500」などの個別の教材を購入して使用する形態です(月額課金形態もありますが、月額課金は主にTOEIC受験者用です)。
教材をabceedのサイトで購入すれば、iPhone・ipad(iOS)でもAndroidでも使え、複数の端末で使用可能で、端末同士を自動で同期できます。
インストールはAppStore、Google Playで、問題集の購入は【abceed】からできます。
1.2.書籍ではなくabceedで暗記するメリット
(1)超絶便利:載っている情報は書籍と同じですが、英単語・例文の音声をすぐ聞けますし、日本語訳の画面もワンタッチで切り替えできます。日本語訳の画面で「類義語・反意語・例文・例文の日本語訳」も一緒に見られます。
abceed版「実践IELTS英単語3500」だと、「英単語⇔日本語訳」「例文⇔日本語訳」の4つのテスト・暗記ができます。
(2)いつでもどこでもできる:スマホがあれば、本を持ち歩くことなく、いつでもどこでもできます。
(3)復習しやすい:テストして間違えた英単語熟語・問題のみの復習も簡単にできます。紙の書籍よりabceedが優れている最大の特長の一つです。
(4)メモ帳:abceedにはメモ帳機能があり、便利です。
(5)操作性が優秀:今まで多くの英単語アプリ・英語アプリを使ってきましたが、操作性に不満があることが多かったです。
しかし、abceedは、”理想的”とまではいきませんが、”紙の書籍よりはかなり使えるレベル”になっています。英単語を大量に暗記したい方、今までアプリや書籍での暗記がうまくいかなかった方は、一度試してみることをオススメします。
2.abceed版「実践IELTS英単語3500」
2.1.「実践IELTS英単語3500」とは
本書は、英語圏の大学留学・就労・移住希望者用の英語検定試験である「IELTS」用の英単語帳の中で最も売れている書籍の1つで、3500英単語が収録されています。
収録単語はすべてイギリス英語のスペリング、発音で掲載されており、日本語訳の他、類義語、反意語、例文、例文の日本語訳が載っています。
2.2.abceed版「実践IELTS英単語3500」
abceed版「実践IELTS英単語3500」では、「英単語⇔日本語訳」「例文⇔日本語訳」の4つのテスト・暗記ができ、また、暗記していない英単語だけを復習することも簡単で、英単語・例文の音声もすぐ聞くことができます。スマホ・タブレットさえあればどこでもできます。
つまり、もう書籍版「実践IELTS英単語3500」で暗記する意味はほとんど無いということです。
2.3.暗記する日本語訳の数
3つ以上の日本語訳を暗記するのは負荷が高く、覚えにくいので、最初は2つまでの日本語訳を暗記するのがオススメです。
ただ、IELTSのスコアをできる限り上げたい場合、結局全部の日本語訳を暗記した方が良いので、2つの日本語訳を暗記した後に、3つ目以降の日本語訳も暗記するのが良いでしょう。
3.英単語暗記法
3.1.クイック・レスポンス法
クイック・レスポンス法とは、創賢塾で教えている、大量の英単語熟語を長期記憶に入れる暗記法です。
クイック・レスポンス法で暗記できる英単語数は、勉強時間に比例します。毎日30分で週100英単語(英熟語の場合は週50)、毎日1時間の場合は週200英単語暗記できます(別途、復習時間が100英単語当たり毎日5分前後必要です)。
つまり、100英単語を暗記するのに3.5時間、3500英単語(「実践IELTS英単語3500」の見出し語数)のうち2500英単語を知らないとして約90時間、復習に20時間、合計で110時間前後、毎日1時間で約110日(4ヶ月弱)で覚えられます。これは紙の書籍の場合であり、abceed版「実践IELTS英単語3500」の場合、20%ほど早く暗記できます。
ただ、クイック・レスポンス法の詳細な暗記の仕方は、個々の条件により異なるため、公開していませんので、abceedでの暗記はご自身の今の暗記法でやっていただければと思います。それでも書籍よりは遙かに効率的に暗記できると思います。
クイック・レスポンス法を習得されたい方には、以下の短期セミナー等でお教えしています。体験談は【2000英単語を3ヶ月(120時間)で記憶する方法】参照。
創賢塾の英単語暗記法(クイック・レスポンス法)を習得されたい方のために、自宅で受講できる【英単語帳1冊を全部暗記する3ヶ月集中オンラインセミナー】【1000英単語を暗記する1ヶ月集中オンラインセミナー】【長期勉強法コース】を開講しています。関心ある方はご参照ください。
【夏休み5週間で1000単語暗記できました】
Sさん(高校1年生、長野県)
英単語暗記自宅セミナー受講
使用英単語集:「システム英単語Basic」(駿台)
記憶した英単語数:1000。
かかった日数・時間:5週間、35時間。
高一の息子が、夏休みに英単語一冊を覚えたいと言うので、効率よく暗記するにはどうしたらよいのかとネットで調べた所『英単語暗記セミナー』に辿りつきました。
指導頂いた暗記法は反復する回数が多く、息子はこんな回数できるわけないと、初めのうちは毎日文句をいいながら行っていました。指導通りの回数は中々できませんでしたが、3週目あたりから少しずつ暗記法に慣れていきました。結果的に、夏休み5週間で1000単語くらい覚えました。
初めの頃は、反復の多さにうんざりし、1ヶ月のセミナーが終わったら創賢塾はやめると言っていたのですが、暗記法が身についてくると単語以外の勉強法も習いたいと言い、今は数学と英語の勉強法を指導頂いています。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
【クイックレスポンス法で単語を覚えるとこんなにも頭に残るのかと、驚きました】
Oさん(高1女子、愛知県)
英単語暗記自宅セミナー受講
使用英単語集:「必携英単語LEAP」
記憶した英単語数:400。
かかった日数・時間:21日、10時間。
英単語を覚えるのが苦手で、覚えてもすぐ忘れてしまうので申し込みました。
単語は「眺めたり書き殴ったりして覚える→忘れる」というのを繰り返していましたが、クイックレスポンス法で単語を覚えるとこんなにも頭に残るのかと、驚きました。自宅にいながらSkypeで指導していだだけたので、時間を有意義に活用できたと思っています。
英単語の暗記にかけられた時間は少ないので、覚えた数としては全く満足できるものではありませんが、これからもこの方法を活用していきたいと思いました。
「ここまで具体的に暗記方法を教えてもらえることはなかった」
Yさん(会社員、茨城県)
英単語暗記自宅セミナー受講
使用英単語集:「DUO3.0」
記憶した英文:210本
記憶した英単語数:964語
かかった日数・時間:21日間、42時間
英語学習のやり直しをしている社会人です。語彙力向上の必要性を感じ、「DUO3.0」の暗記方法を探していたところ、創賢塾のホームページを拝見し、こちらであれば効率的に暗記できると感じ、申し込みしました。
実際に受講をして、音読の回数、復習の仕方等細かくご指導いただきました。Skype受講の都度、私の暗記状況ややり方を確認、軌道修正いただきましたので、迷いなく暗記に取り組めました。
学生時代を振り返ってみますと、ここまで具体的に暗記方法を教えてもらえることはなかったので、とても貴重な機会となりました。
暗記には回数を重ね、復習を繰り返すこと、覚えられない単語はノートにまとめる等、言われてみれば必要と思う事も、これまで実践していなかったやり方ばかりで、目から鱗でした。自分自身の暗記が苦手だった理由がはっきりと理解することができました。
こちらのセミナーは学生の方、大人の方、どの世代の方にも強くお勧めできる内容になっていると思います。
3.2.短期決戦
3500英単語などの大量の英単語暗記するときは、今日は30分、明日は15分、などと気ままに暗記するのではなく、また、1日10分とか週3回など、ダラダラ暗記するのでもなく、「毎日1時間×4ヶ月」など、集中して一気に暗記するのがオススメです。
英単語は数が多いので、ダラダラ暗記しても、暗記する端から忘れ、いつまでたっても1冊全体を暗記できません。
3.3.セット法
英単語帳1冊を全部暗記したいとき、全体を1周、全体を2周と暗記していっても、いつ全部暗記できるか分かりません。
よって、50~100英単語を1セットにし、1セットずつ暗記していくセット法をオススメします。このページでは、100英単語を1セットにして暗記していく方法を書いていきます。
3.4.覚えては忘れ、覚えては忘れる勉強法
多くの英語学習者の方は、復習するより、先に進む方を好みます。
しかし、その勉強法をとっていると、覚えては忘れ、覚えては忘れを繰り返し、最終的に1冊全部を暗記するのが難しくなります。
よって、復習せずに速く先に進むより、徹底的に復習しながら暗記していくべきです。その方が結果的に速く1冊全体を長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)に入れられます。
その具体的暗記・復習法は以下に書いています。
4.abceed版「実践IELTS英単語3500」暗記法
4.1.目標
【abceed版「実践IELTS英単語3500」暗記】の目標
(1)3500英単語(見出し語)の「英単語⇒日本語訳」を※即答できるようにする。
(2)「フレーズ・例文⇒日本語訳」を即答できるようにする。
(3)暗記した英単語を※長期記憶に入れて、数ヶ月~数年以上忘れない状態にする。
※即答:スラスラ訳せたり、即答できれば、中期記憶(後述)に入り、数週間~数ヶ月忘れません。
※長期記憶:数ヶ月~数年以上もつ記憶。詳しくは下記、もしくは【記憶の原理】参照。
4.2.設定・操作・暗記法
ここでは毎日1時間で毎週2セット(200英単語)を暗記すると想定して、abceedでの設定・操作・暗記法を書いていきます。
ただし、以下はあくまでも設定・操作・暗記法の一例です。いろいろ試して、ご自分に最適な設定・操作・暗記法を見つけていって下さい。
【abceed版「実践IELTS英単語3500」の暗記法】
(1)設定
①基本設定:abceed上で「実践IELTS英単語3500」⇒「学習トップ」をタップ。
最下部に「習得モード」「一覧モード」「総復習モード」がありますが、「一覧モード」をタップ。
ページ上部の「学習範囲」⇒「基本語1000(もしくは自分が暗記したいレベル)」にチェック⇒「学習範囲を表示」で英単語暗記ができます。
②英単語数設定:右上の「設定の歯車(丸に3点)マーク」⇒真ん中あたりの「1回の学習問題数(単語)」⇒「100(もしくは自分が1セットで暗記したい英単語数)」⇒下部の「設定完了」。
③覚えていない英単語のみ暗記するための設定法:(後述の)「わかる」「わからない」を区別することによって、覚えていない英単語のみ、テストしたり、暗記し直すことができます。
「学習トップ」画面で、右上の「設定の歯車(丸に3点)マーク」⇒復習条件で「要復習」のみチェックを付ける⇒下部の「設定完了」。
そうすると、「学習トップ」画面で、「未学習〇〇問」の右の「復習〇〇問」の中に「わからない」に振り分けた英単語のみが収容されていますから、「わからない」の英単語だけをテストしたり、暗記し直すことができます。
ちなみに、「設定の歯車(丸に3点)マーク」⇒復習条件で「間違えた問題」にチェックを付けると、一度でも間違えた問題全部が「復習〇〇問」の中に表示されます。
④音声ダウンロード:ページ真ん中の「ダウンロード」をオンにし、音声をダウンロードします。
(2)知らない英単語の「復習」への振り分け
①テスト:ページ真ん中少し上の「未学習」⇒英単語が出る(同時に音声が流れる)ので、その意味を言います。
⇒下の「解説」をタップ。
⇒書籍版にあるのと同じ「英単語・日本語訳・類義語・反意語・派生語・例文・例文の日本語訳」が出てきます。ここで日本語訳を確認し、英単語を暗記します。派生語等は毎回少しずつ見ておきます(最終的には全部暗記したい)。
その後、日本語訳が2つまで正しく即答できていれば、下部の「わかる」をタップし、そうでなければ「わからない」をタップします(後で覚えていない英単語のみ暗記ができます)。
⇒次の英単語へ(※同時に音声が流れる)。操作法は同じ。
②日本語訳は2つまで暗記:日本語訳は、最初は2つまで暗記し、2つ暗記したら3つ目以降を加えて暗記していきます。
③音声:英単語の音声を再度聞きたい場合は、右下の耳(三角音声)のマークをタップすると聞けます。電車の中などで音声を流したくない場合は、「右上部の歯車(丸に3点)マーク⇒単語/例文読み上げの右の赤いマークを押す⇒左上の『×履歴』」を押すと、音声が出なくなります(耳[三角音声]のマークも消えます)。
④1セット:英単語のすぐ上に「1/100」などの数字が出ますが、これは上記で自分が設定した1セットの英単語数です。
⑤意味を知らない英単語を200集める:次々とテストし、1セット100英単語が終わったら、「問題一覧(英単語と日本語訳のリスト)」で「60/100(100英単語中60英単語が「わかる」)」などと出ます。自分が1日200英単語を暗記したい場合、「わからない」に振り分けた英単語(=「復習」中の英単語)が200以上になるまでテストを続けます。
⇒右下の「次へ」⇒同様にテストを続け、200を超えたらその日のテストは終わり。
(3)「わからない」に振り分けた英単語を「復習」で暗記
①英単語のテスト・暗記:前述しましたが、「要復習」の設定(「設定の歯車(丸に3点)マーク」⇒一番上の「復習条件」⇒「要復習」のみチェック⇒「設定完了」)をすることで、「わからない」をタップした、暗記していない英単語のみが、「学習トップ」画面の「復習」に入っています。
「復習」をタップ⇒英単語⇒日本語訳を言う⇒「解説」⇒いったん暗記⇒「わからない」をタップ。1セット100英単語が終わるまで同じ⇒「問題一覧(英単語と日本語訳のリスト)」。
「問題一覧」で2周目以降の暗記(もしくは、左下の「もう一度」をタップして同じセットをテスト・暗記)⇒30分になったら第1セットの暗記は終わり⇒右下の「次へ」⇒第2セットの100ワードを同様に暗記。
②日本語訳をもっと見たい場合:「問題一覧」には日本語訳が一部しか出ていない英単語も多いので、日本語訳をもっと見たい場合、英単語をタップすると見られます。発音も聞けます。
日本語訳を見て戻るとき、一番下左の「三角の戻るマーク」をタップすると「問題一覧」ではなく、「学習トップ」に戻って第1セットのテストからまた始めなければならないので、左上部の「←解説」の矢印をタップします。
③1~3日は全部「わからない」を押す:1~3日は意味が分かった英単語も全部「わからない」を押すのがオススメです。最初分からなかった英単語を、1~2回で覚えたと思っても、復習しなければすぐに忘れるからです。
④2~3日目:「復習」⇒初日同様にテスト・暗記。
⑤4日目以降毎日テストして外す:4日目くらいからだんだん暗記してきますから、テストで2つ以上の意味を即答できた英単語は「わかる」をタップして、「復習」から外します。
「学習トップ」⇒「復習」⇒英単語⇒日本語訳を言い⇒「解説」⇒複数の日本語訳を即答できていたら「わかる」、即答できていない、言えていなければ「わからない」をタップ。
⇒その後、100英単語を終えたら⇒「問題一覧」で暗記(もしくは、左下の「もう一度」をタップして同じセットをテスト・暗記)。
⇒「問題一覧」での100英単語の30分の暗記が終わったら、右下の「次へ」をタップ⇒第2セット100英単語を同様に暗記。
「次へ」を押さずに左上の「×」マークを押すと、「学習トップ」画面に戻り、自分がさっき暗記した英単語の続きを暗記できず、またランダムに英単語が出題されますので、ご注意。
⑥新規英単語テスト:「復習」の英単語数が減ってきたら、「学習トップ」画面⇒「未学習」⇒テスト⇒暗記すべき英単語を「わからない」に振り分け、「復習」の英単語数を200以上にします。
「未学習」の英単語がなくなったら、「学習トップ」画面⇒「学習範囲:重要語」にもチェック⇒「未学習」をタップ⇒暗記すべき英単語を「わからない」に振り分け、「復習」に入れます。後はこの繰り返しです。
ここで、「すべて」や幾つかの「重要語」にチェックを追加すると、「未学習」をタップしたときに、多くの英単語がランダムで出てくるので、パートごとに暗記できません。よって、1パートずつチェックを追加するのがオススメです。
⑦3つ目以降の日本語訳の暗記:日本語訳が3つ以上ある英単語の場合、最初から全部暗記するのは負荷が高いので、最初は2つまで暗記するのがオススメですが、2つまでの日本語訳を暗記したら、3つ目以降の日本語訳を暗記するのがオススメです。
⑧メモ帳:見出し語の英単語について、自分が知っている日本語訳や辞書で調べた例文を、メモとして書くことができます。
英単語と日本語訳が表示されている画面で、最上部右の「ペンと紙」マーク(左下のメモ追加マーク)をタップ⇒メモしたい日本語訳・例文等を書く⇒「メモ帳へ追加」。
そうすると、英単語と日本語訳画面で、最下部にメモ帳の内容が表示されます。
(4)復習
①土日に復習×2ヶ月以上:いったん「わかる」で「復習」から外した英単語も、復習しなければ徐々に忘れますから、「土日に(もしくは週2周)既習全範囲の復習をする」などと決めて、新規の英単語暗記と並行して、復習を行います。
「学習トップ」画面で、右上の「設定の歯車(丸に3点)マーク」をタップ
⇒復習条件で「要復習」「間違えた問題」にチェックを付けると、一度でも「わからない」に振り分けた英単語も「復習」に加わります。
⇒復習条件で「習得済」「要復習」「間違えた問題」にチェックを付けると、既習全範囲の英単語が全て「復習」に加わります。
これらの機能をうまく使って、例えば、今週末は「要復習」「間違えた問題」にチェックしてテスト、来週末は「習得済」「要復習」「間違えた問題」にチェックしてテスト、などとします。
⇒「復習」⇒「わかる」「わからない」を振り分ける⇒全部テスト終わり。
⇒その日、もしくは次の日に「要復習」だけにチェック⇒「復習」には「わからない」に振り分けた英単語が収容されます⇒暗記作業⇒数日暗記して、全英単語の意味を即答できるようになったら、また「間違えた問題」のテスト。
②長期記憶:以上のようにテストと暗記を2ヶ月以上繰り返すと、徐々に多くの英単語が長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶:後述)に移行していきます。
逆に、既習範囲のテスト・暗記をしなかったら、長期記憶には入らないので、徐々に忘れていきます。
③復習周期:既習英単語の数が増えると、毎週土日に既習全範囲の復習をするのは難しくなります。その際は、2~3週間の土日で、既習全範囲を復習するようにします。
④復習週間:2~3週間に1周テスト+復習しても、復習が追いつかなくなったら(テストして忘れている英単語が増えてきたら)、先に進むのをやめて、1~2週間、復習に専念します。
そして、ほぼ全部、意味を即答できるようになったら、復習が短時間で済むので、また新規を再開します。
⑤類義語等:英単語の日本語訳と共に「類義語・反意語・派生語・例文・例文の日本語訳」などが書かれています。これは、随時見て少しずつ暗記していきます。「例文」はスラスラ訳せるようにします。
(5)1年間復習を続ける
abceed版「実践IELTS英単語3500」の3500英単語(見出し語)の暗記後は、次の英単語帳や問題集に移行すれば良いと思いますが、「実践IELTS英単語3500」の3500英単語の復習は、長期記憶に入れるため、定期的に続けます。
「1~2週間に1周テスト⇒暗記」を続けます。それを2~3ヶ月続けると8~9割以上長期記憶に入ります。半年~1年復習を続けるとほぼ全部長期記憶に入ります。
5.記憶の原理
5.1.記憶の原理
記憶には、短期記憶(数時間~数週間もつ記憶)、中期記憶(数週間~数ヶ月もつ記憶)、長期記憶(数ヶ月~数年以上もつ記憶)の3つがあり、英語力を上げるには、理解し暗記した勉強内容の多くを長期記憶に入れる必要があります。
全ての記憶は、最初は短期記憶に貯蔵されます。短期記憶から中期記憶に移行させるには7日間(7回)以上の復習が必要であり、中期記憶から長期記憶に移行させるには2ヶ月間以上の復習が必要になります。
【短期記憶⇒7日復習⇒中期記憶⇒2ヶ月以上復習⇒長期記憶】
5.2.中期記憶に入った印
中期記憶に入った印は「スラスラ・即答・瞬間的」です。
よって、勉強するときは、「スラスラ(例文の日本語訳をスラスラ言える)・即答(英単語の意味を即答できる)・瞬間的(類義語が瞬間的に言える)」を意識することが重要です。
創賢塾の勉強法は、全ての勉強内容を中期記憶・長期記憶に入れていくことを目的に組み立てられています。
6.終わりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの健闘を祈ります。
創賢塾の英単語暗記法(クイック・レスポンス法)を習得されたい方のために、自宅で受講できる【英単語帳1冊を全部暗記する3ヶ月集中オンラインセミナー】【1000英単語を暗記する1ヶ月集中オンラインセミナー】【オンライン長期勉強法コース】を開講しています。関心ある方はご参照ください。