このページでは、以下の2つについて書いていきます。
(1)国語の問題文を論理的に読む方法。
(2)国語問題集の「論理的な読み方」を習得する方法。
1.「論理的な読み方」とは
「論理的な読み方」については【国語問題集習得法(1)国語力を上げる方法】にも書きましたが、分かりやすいように、ここに再録します。
【2つの論理的な読み方】
(1)「適切なキーワードとキーセンテンス(重要部分)」に印を付けられるようにする
普通の中学受験生は、国語の文章を読むときに、「ここは重要、ここは重要でない」という区別を付けられません。1行目も10行目も最後の行も等価で、平板にしか読めていません。
しかし、説明文・論説文にしても小説にしても、重要な箇所と重要でない箇所があり、その重要箇所が、問題に出たり問題の根拠になったり解答になったりするので、そこに印を付けられていれば、確実に問題が解きやすくなり、偏差値が上がります。
重要箇所に印を付ける方法は、【適切なキーワードとキーセンテンスを見つけられる論理的読解法】に書いています。
(2)文章のパーツ分けができ、論理関係が分かるようにする
説明文・論説文の文章は、主に、「テーマ・主張・根拠」の3つのパーツに分かれます。
テーマとは、主題・話題と同義で、「何について書かれているか」ということです。例えば、環境問題、言語論、文学論などです。
主張とは「テーマについて筆者が一番言いたいこと・意見・結論」です。
そして根拠とは、主張を補強するための「理由、説明、定義、分類、具体例、体験談、科学的データ、引用、比喩」などです。
また、論理関係には「対比、譲歩(予想される反論とそれへの反駁)、因果関係」などがあります。
説明文・論説文を読んで、「ここはテーマ・主張・具体例が書かれている」「ここは対比・譲歩が使われており、重点はここだ」と指摘できれば、論理的に読めていると言えますし、これができれば成績が上がります。
【国語と算数で成績が上がりました】
Oさん(小学6年生、愛知県)
今月は国語の成績で変化がありました。
まずは3月初めに受けた全国模試で初めて平均点を超え、国語偏差値53を取れました。今までどんなに頑張っても40台止まりでしたので大変な喜びようでした。
また、毎週行われる塾内テストが今月は3回あり、そのうちの2・3回目の国語で7〜8割の点数が取れました。こちらも今までは4〜5割がせいぜいでしたので驚いています。毎週のご指導のお陰で文章読解の際にキーワードやキーセンテンスに印をつけながら読むということを心がけられるようになってきたようです。
算数では、テスト直前に理解度が不安な問題を口頭再現法を使って復習しテストに臨んだところ、普段は7割前後の点数ですが8割以上も得点でき、喜んでおります。
まだ不安定な成績だとは思いますが、引き続きご指導のほどよろしくお願い致します。
2.国語問題集で「論理的な読み方」を習得する方法
国語問題集で「論理的な読み方」を習得する方法
(1)創賢塾の「論理的な読み方」を暗記する
①「キーワードとキーセンテンスの探し方」を理解し暗記する
創賢塾が実践の中で作り上げた「キーワードとキーセンテンスの探し方」(様々な書籍に書かれた「キーワードとキーセンテンスの探し方」も検証済み)を【適切なキーワードとキーセンテンスを見つけられる論理的読解法】に書いています。これを理解し暗記して、使って下さい。
自分でゼロから「探し方」を作ることはあなたには難しいでしょう。よって、先人の知恵を利用しましょう。
②「文章のパーツ分け」と「論理関係」を理解し暗記する
上記の「文章のパーツ分け」と「論理関係」を理解し暗記して、実際に問題を解くときに使っていくと、徐々に論理的に読めるようになります。暗記は以下のようにルーズリーフにまとめ、覚えていきます。
【論理的文章の3つのパーツ|テーマ・主張・根拠】
【根拠の9種類|理由、説明、定義、分類、具体例、体験談、科学的データ、引用、比喩】
【3つの論理関係|対比、譲歩(予想される反論とそれへの反駁)、因果関係】
(2)国語の長文問題を解くときに【論理的な読み方】を使う
【論理的な読み方】は使うことで上達していきます。国語問題集・塾のテスト・模試などで、国語の長文問題や要約問題を解くときに、実際に使います。
(3)国語問題集の解説で確認し、その問題集の論理的読解法をまとめる
「出口の小学国語レベル別問題集」(出口汪著、ナガセ)のような「論理的な読み方」がある程度書かれた問題集では、自分の読み方と問題集のそれを比較します。
そして、その問題集の「論理的な読み方」にマーカーを引き、ルーズリーフにまとめ、自分の論理的読解法を完成させていきます。
(4)復習時に「論理的な読み方」を使う
2週間以上経って、解説の内容をある程度忘れた頃に復習します(解き直します)。
復習で解く時に、「論理的な読み方」を思い出しながら読み、解説で確認し、「論理的な読み方」を覚えます。
そしてまた2週間後くらいに復習します。復習は全部で5回前後、その問題で「論理的な読み方」ができるまで行います。
【塾経営の秘策】
Oさん(小学6年生、静岡県)のお父様
今年に入り、国語の塾を検索している時に創賢塾のホームページを発見しました。
国語以外の英語や数学、社会など、勉強の仕方が多岐にわたり、こんなに塾経営の秘策とも言える情報を公表されていることに正直驚きました。
特に論理的思考力と論理力を身に付ける方法のところでは、論理の説明から、実践練習、問題集の紹介、論理習得後の効用など、詳細な情報が読む側にとっても大変満足のいく内容でした。……
2回の体験授業を拝聴し、入塾を決めました。特に要約や記述問題についても、答えが模範解答そっくりそのままでなくても、しっかりと重要なキーワードやキーセンテンスを捉えながら、要約記述していけるよう指導してくださるところが大変よかったです。
上記のような経過をたどり、入塾を決めました。
3.終わりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
創賢塾の「論理的な読み方と普遍的な解き方」を理解し暗記し使っていけば、必ず成績は上がるはずです。
皆さんの中には、創賢塾の「論理的な読み方と普遍的な解き方」を読んだだけでは使い方が分からない、自分だけでは論理的に読み、普遍的な解き方を駆使できるようになれるか自信が無い方もいらっしゃると思います。
そういう方は、創賢塾にコンタクトを取ってみて下さい。定期的にスカイプ個別授業を受ければ、半年~1年で創賢塾の勉強法・テクニックを習得でき、国語の成績もどんどん上がっていきます。
この文章があなたの国語の成績アップにつながれば幸いです。
創賢塾のホームページに書かれた勉強法をいち早く習得したい中学受験生・小学生のために、自宅で受講できる【4教科の受験勉強法を習得する1ヶ月自宅集中セミナー】【長期勉強法コース】を開講しています。【オンライン講座・セミナー一覧】はこちら。関心ある方はご参照ください。
公立中高一貫校の受験対策をしていただき、合格することができました!
Hさん(長野県公立トップ校・諏訪清陵中学校合格、長野県)
受験対策では大変お世話になりました。おかげ様で清陵中に合格することができました!
文系が理系より12点上回る結果となりました。先生のご指導のおかげと実感しています。
◆本人
受験対策では大変お世話になりました。本番理系で少しミスをしてしまったので、先生に習った作文や文章の読解で助けてもらいました。
半年前は少し苦手だった作文も、学校の先生に「論理的な文章が書けている」といわれるようになりました。模試でも清陵中を受験する塾の系統の塾生全員の中で文系で1番になり、塾の先生から「(元々得意だった)理系より文系の方がいい」と言われることもありました。
ここまで成果がでたのは先生のおかげだと思います。8か月間本当にありがとうございました。
◆保護者
公立中高一貫校の受験対策をしていただきました。
まず、長文読解をキーワード付けしながら論理的に解く方法を学びました。不慣れで宿題が大変でしたが、3ヶ月目頃から文章の処理速度が速くなり、うっすらポイントを意識して文章を読むことができるようになりました。ジグザグな国語の成績も早い段階で安定してきました。
次に適性検査の過去問に取り組みました。どの分野の問題も長文を読んでから解かねばならず、国語力が試されます。最初は時間内に解き終えることができませんでしたが、文章理解の速度が上がったことで時間内に解けるようになりました。
次に過去問の作文対策をしていただきました。反復して型を身に着け、作文の内容のズレを指摘していただきました。最後の2ヶ月は適性検査独特の論説文を題材にして、毎週違う作文を書いて訓練しました。とことん個人に合わせて授業をしていただき、適性検査型の文章に自信を持つことができるようになりました。
毎回先生は内容を深く掘り下げ、妥協しない指摘を行ってくださいました。ひとつひとつ思考を深めながら自分の経験や考えを振り返ることができたので、書きためた文章を読み込むことで面接対策もすることができました。
成績の上がりにくい国語ですが、成果を感じることができました。能力を伸ばしていただき、先生には大変感謝しています。
【体験授業で国語の成績が上がらない理由が分かった】
Kさん(小学5年生、東京都)
5年生の夏期講習から中学受験を始めました。一般的に中学校受験を始める時期は4年生からとなっていて、遅く始めたのでかなり不安でした。特に国語の成績が不安でした(首都圏合判模試の国語偏差値52~56前後)。長文読解が弱いです。塾の先生には国語の授業コマ数を増やした方が良いと言われました。
ただ授業コマ数を増やすだけで成績アップできるのか? 良い学習方法はないのか?疑問に思い、ネットで学習方法について調べてみたところ「 創賢塾」を知りました。具体的で詳細に書かれた学習方法を読んで驚き、すぐに体験授業を申し込みました。
体験授業の時に、国語の成績が上がらない理由がはっきり分かりました。読書をしていない、長文を論理的に読んでいない、適切なキーワードに印を付けられていない、解き方を知らない、漢字を覚えていない、等々。
先生には「問題文の読み方」「解き方」「読解力を上げる方法」を詳しく教えて頂きました。体験授業後、息子も先生の勉強方法を信じて頑張りたいと言ってくれたので入会しました。これから、よろしくお願いします。