実力テスト・模試・入試では、初見の古文を読んで理解し、解く必要があります。よって、普段から初見の古文を読んで理解する勉強をしたいところです。
しかし、日常的に、古文長文問題集で、初見の古文を読んで問題を解く時間は、普通の高校生にはなかなかありません。
そこで、創賢塾では、学校で扱う古文で、初見の古文を読む訓練をしてもらっています。やり方は以下の通りです。
1.時間と量を決める
「1回15分×4行分×週2回」など、時間と量を決めて取り組みます。
普通の高校生は古文にそこまで時間を取れないからです。短い時間で、少しずつ取り組みます。
2.初見の古文を読む訓練をする
【初見の古文を読む訓練法】
(1)2回通して読む:最初に当該古文を読むとき、模試や入試の時のように、辞書を引かず、現代語訳を見ず、大意を把握しながら2回通して読みます。
(2)理解に努める:模試・入試のときにするべき読み方をします。
すなわち、登場人物を(初回出てきたときに)丸で囲み、述語があれば敬語や助詞などをヒントに主語を確定し、意味の分からない古文単語には印を付け、前後関係から10秒推測します。
文法的に意味が分からない箇所にも印を付け、品詞分解をして理解に努めます。
(3)3回目
①1文ずつ現代語訳する:教科書ガイドや古文単語帳・古語辞典で古文単語の意味を調べながら、口頭で、点や丸などの意味の区切りごとに現代語訳し、教科書ガイド(やネット)で訳を確認し、間違えた個所・分からなかった古文単語に印を付け、文法的に理解するよう努めます。
②授業で理解する:文法的に理解できなかった箇所を、授業で集中して聞いて理解します。それでもわからなければ先生や級友に聞きます。
(4)「品詞分解+現代語訳の暗記」:その後、「品詞分解+現代語訳の暗記」などの定期テストの勉強をします。やり方は【定期テスト満点戦略(6)古文】参照。
3.終わりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
この文章があなたのお役に立てば幸いです。
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